黄鮒土鈴(ふくべ洞)


 

昔,宇都宮のある村に,天然痘というとてもこわい病気が大流行しました。
村人は,神様に「病気が治りますように」と一生けん命お祈りをしました。

ある日,村人の一人が,病気の人に食べてもらおうと,田川で魚釣りをしたところ,鯉のように大きくて,黄色い色をした不思議な鮒をつり上げました。
病人がその鮒を食べたところ,病気はあとかたもなく治(なお)り,再びその病気にかかることもありませんでした。

後に村人たちは,このことを神様のおかげと感謝して,病気よけとしてこの黄ぶなの形をした物を毎年新年に神に供えるようになったそうです。

張り子の黄ぶなは,宇都宮市の郷土玩具として,今でも地元の人たちに親しまれています。





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宇都宮市の土鈴製造元「ふくべ洞」にて購入させていただきました。

店内には、土鈴の他にも黄鮒グッツがたくさん並び、元祖ゆるきゃらだな~っと感じました^^